第30章 メイドさん
「パーティー当日は、迎えに行くからね。楓」
「え?迎えなんてそんなっ」
「誰の車だっけ?」
と、首を傾げる智先輩。
「松潤のだよ」
今度は噛まずに言えた翔先輩。
「フェラーリ?」
「や、残念ながらリムジンだよ。相葉くん」
「リムジンかぁ…あ、お菓子ある?」
「ねーよ」
「えーっ、じゃあお煎餅おいといてね!
俺最近ハマってんだぁ〜♪」
「はいはい、用意させるから。
その代わり、絶対汚すんじゃねぇぞ?」
「はーいっ」
「会場着いたら、まず着替えな。
着替えの時は流石に別行動だけど、俺んとこのメイド数人付けとくから大丈夫だよね?」
と、和先輩。
「付けとく⁉︎とんでもないっ」
「着替えとかもメイドに任せとけば間違い無いし、なんかあったら遠慮なく言えよ?
出来るだけ歳近い人選ぶから」
「あ、は、はい」