第1章 秘密の始まり
ー櫻井sideー
はぁ…また俺だけ教室行かなきゃか。
嫌なんだよな、教室。
チラチラこっち見てくるし。
授業に集中しなって。
話の合う人なんて1人も居ないし。
「キャー!櫻井様よ」
「あ、ホント。カッコイイ」
「櫻井さまは他の嵐の奴らとは違うよな」
「だよな、めっちゃいい奴」
皆の悪口言うなよ。
俺が君らと仲良くしてるのは利益の為だよ。
君らの家目当てってこと。
だから本当は眼中にない、心を開く必要もない。
学校では笑顔を振りまくけど、その目は冷たい。
心を開けるのだってあの4人だけ。
それだけで充分。