第1章 秘密の始まり
嵐以外のその他大勢の人に見せるのは全部偽りの俺。
そんなことも知らないで馴れ馴れしくしてくる連中ばかり。
ホント…笑えてくるよ。
俺、櫻井翔は嵐の中で唯一授業に出ています。
嵐の中では主にまとめ・説明役。
自分で思ってる訳じゃなくて皆が言ってることだから。
だからなのか、嵐から必ず1人は出席しなければならない会議にも出る。
他の皆が嫌がるからしょうがなく俺が引き受けた。
本当は俺だってやなんだけどな。
嵐は皆、心に闇を抱えている。
それを分かち合うのが俺ら嵐でもある。
幼い頃からずっと一緒。
だから互いのことは家族以上に分かっている。
最早、家族も同然なのだ。