第10章 秘密の部屋へようこそ
「それね、智くんがデザインしたんだよ」
「え、大野先輩が?」
「まぁ、ね」
少し照れくさそうに頬を掻く大野先輩。
「鍵の上に王冠付いてるんだもん、カッコイイよねー」
「はい!」
「その鍵が、嵐としての証明みたいなものだから、失くさないようにね」
「なんか…心配になって来ました」
「大丈夫だって、相葉ちゃんでも失くさないんだから」
「ふふん♪」
「決して褒めてる訳じゃないんですけどね」
「てな訳で、今日はここで過ごしてね?」
と、問いかけてくれてるはずなのに命令に聞こえるのは私だけですか?松本先輩!