第10章 夏風
「……でもさ〜〜、普通信じるかな?バカなんじゃないの。」
「だよな?俺があんなヤツの誘いなんかに乗るわけねーのにな。
廉の幼馴染みってのが面倒くせーよな。断りづら過ぎて、スゲー面倒くせぇんだけど。」
「それ凄いわかる!!私だって、廉くん居なかったら、あんな地味な子と仲良くしないもん。」
ーーーーーーーーーー
あれ?私、どうやって自分の部屋まで戻ってきたんだろ?
あれ???
なんだったんだろ、いまの……
アレって、奈緒ちゃんと矢吹くん………だよね???
で、、廉の幼馴染みって、私しかいない…んだけど、、、
あれ?泣いてんの?私…
だって、私、ひとりには、慣れてるのに。
慣れてる……はず、、なのに……。
「ッ……ンッ………」
なんで、、
ずっと……そんな風に、思ってたの?、
奈緒……ちゃんッ、、
矢吹…くんッ、、、