第4章 一緒に見る夜空は…
「玉利さんの煮物、完売よ?」
ニコッと微笑みながら清宮先輩に言われたその一言に、思わずガッツする。
自分が作った煮物が好評だったのが嬉しかったからなのか、はたまた、清宮先輩に微笑まれたことが嬉しかったからなのか、よくわからないけど、いっか。/
「それと、コレ。」
「なんですか?…メモ??」
「お夕飯のメニューとレシピ、読んでおいてって、さっき2枚渡されたの。それ、玉利さんの分。」
「…ありがとうございます。//」
やっぱり神々しいなぁ…/
清宮先輩。いや、玲子先輩は…/