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*過ぎゆく季節の中で*翔

第1章 あたしの想いはどこにいくの・・


.




言われた意味を理解しないまま




笑ってる和に




「バーカ(笑)ありがと」




笑い返したら



手を振って歩いてく



翔「」



すぐに背中からあたしを呼ぶ声が聞こえた…




.




.



翔くん




.



さっきまで和がいた場所に今度は翔くんが座る…





「あの…」




翔「探した」




「あ…」




俯くあたしに



翔「何で電話とってくんないの?」




「…ごめ」




翔「会えて良かった」




手を握られて顔を上げる





翔「ねぇ、あの告白まだ有効かな?」






.



それはどうゆう意味?




何であたしの手…




握ってるの?




「…」




翔「なんか言ってよ」




「…っ…っ」




翔「ほら泣くなって…」





あたしがずっと触りたくて




触れなかった大きな手が




頬を濡らす涙を拭う





翔「待たせてごめん…まだ間に合う?」



頷くと




.





とめどなく流れる涙ごと抱きしめられた




.




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