第1章 あたしの想いはどこにいくの・・
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あの時とは違う涙が流れる
翔「って泣き虫な(笑)」
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あたしが
あの日
勇気をだしてネクタイに添えたメッセージ・・
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翔「用意出来た?」
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あれから9年
今日は翔の31歳の誕生日
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新しくできたイタリアンレストランにお出かけ
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あの時から変わらず2人の手は繋がってる
「お誕生日おめでとう」
翔「ありがとう」
翔を見ればあの日のネクタイ
あたしの首にはストール
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ゆっくりと時間が流れる店内
「今年は…プレゼント゛物"じゃないんだけどね?」
翔「ふふ(笑)プレゼントは?」
「(笑)うん、それと…」
お腹を擦ると
丸い目をもっと丸くさせた翔
翔「…ほんとに?………ありがとう」
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今にも泣き出してしまいそうな翔
゛ずっと好き"
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これからもずっと大好きだよ
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** 終 **
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