白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
『それじゃあ行ってきますね♪』
リコ『早く戻ってきてぇ~!!!』
小金井『カントクそれしか言ってないし(笑)』
リコ『だって...(シュン)』
『...出来るだけ早く戻ります、ですからそんな顔しないでください』
俯くリコさんの手をそっと取り、その手の甲に口づける
リコ『なっ、なな何するのっ///!?』
『ダメですか?女性はこういうのには喜んでくれるはずですけど....』
中学も可愛いお姫様達にやってたしな~
すんごい喜んでたけど
リコ『と、とにかく早く行って早く帰ってきてよ!!』
『はい、では改めて行ってきます』
伊月『カントク、どうしたんだ?そんなに顔真っ赤にして』
リコ『ええっ!?いや、何でもない///』
小金井『白崎の色気にやられたんだよ』
リコ『(もうっ!何なのあの子はっ///)』
練習試合も無事に終え、それぞれでまた練習に戻った
大坪『ホントに....さっきの短時間でこれだけ作ったのか?』
『ええ、そうですが?』
宮地『なんか、流石以外の言葉がでねぇんだけど』
中谷『ありがとう白崎君、こんな細かいメニューは初めてだ』
『ありがとうございます♪お役に立てて光栄ですよ』
大坪『よし、練習始めるぞ!!』
皆は私の書いたメニュー表に沿って個人的なトレーニングを開始した
特に機械を使わなきゃいけないやつはトレーニングには入れてないの
今ここでできる最大の強化を詰め込んである
中谷『白崎君、少しばかりいいかな?』
ふと隣の中谷さんが声をかけてきた
『構いませんが?』
中谷『もし辛いのなら答えなくても良いが、君はまさか煉と杏子の娘さんか?』
瞬間、ドクッと鼓動が大きく跳ね上がった
思考が真っ白になって、時が止まったような感覚に陥る
(おい見ろよ真ちゃん!監督と零蘭ちゃんあんなに親しげに話してんぞ!?)
(別におかしいことではないだろ、それよりも集中しろ高尾)
(へいへーい)
(何だ?零蘭の様子が...)