白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
『っ....はぁっ...』
火神『っ、零蘭、好きだっ』
『私も好きよ、大我』
火神『お前だけが俺の支えなんだよっ!』
『うん、分かってるよ...私にとっても貴方は支え。失うわけにはいかないわ、だから貴方を捨てることなんてないのよ?』
すると大我は少し落ち着いた表情に戻り、今度は優しく抱き締めてくれる
火神『わりぃな...俺少し混乱してた』
『原因は私よ、ごめんなさい』
火神『なら、これからはもう少し俺に構えよな』
『分かった分かった、寂しがり屋な大我♪』
お詫びに首筋に赤い跡を残す
気づいた大我は嬉しそうに笑い、体を離す
火神『飯、戻るか!』
『そうね、とにかく貴方は一杯食べてもっと体力つけてね♪期待してるわよ、エース!』
良かった...だいぶ晴れやかな顔になってくれて
食堂に戻ったは良かったのだが、さっきのことについて先輩達に説明を要求された
私の本性を知らない人の方が多かったから適当に誤魔化し(?)ておいた
お昼を手早く済ませると、鞄からノートを取り出す
これは私がメニューを作るときに使う物で、午前の練習の様子と書き出しておいたメモを使って、秀徳専用のメニュー表を作るのだ
立花『お姉様、それは?』
『ん~?秀徳さんのメニュー表よ』
黒子『あの短時間でよく作れますね』
『ま、慣れよ慣れ』
帝光の時の方がもっと大変だったもの
『よしっ!でーきた♪』
ものの数十分で書き終わったが、座りっぱなし&頭を使って体はヘトヘトだ
『午後からも頑張らないと』
リコ『零蘭ちゃん、午後からはまた練習試合するんだけど』
『そうなんですか?じゃあメニュー表はそれが終わってからですね。分かりました』
リコ『あのさ、まさかとは思うけど練習試合も秀徳にいるの?』
『ダメですか?安心してください、誠凛の情報は言いませんから』
リコ『いや、まぁ、ね(早いとこ帰ってきて~!)』