白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
『あのさ、良かったらそっちの食事も作ろうか?』
高尾『え?いいの!?』
『ええ、私は構わないわ。それに選手の皆さん、疲れてるだろうしね』
高尾『俺絶対食いたい!零蘭ちゃん手作り♪なぁ、真ちゃんもそう思うだろ?』
急にテンションの上がる和成に目を丸くしながらも、すぐにそっぽを向く
緑間『まあ、零蘭がそう言うなら、任せるのだよ///』
高尾『あ~、真ちゃん顔真っ赤~♪』
緑間『煩いのだよ///!!』
二人のやり取りについ声を出して笑ってしまう
高尾『やっぱ零蘭ちゃん、笑ってる方が可愛いね♪』
『え?』
高尾『俺、零蘭ちゃんの笑顔スッゲェ好きだわ♪...でも、悲しいときは泣いてほしいけどな』
『和成...』
緑間『俺も同意見なのだよ。もっと素直に感情をさらしてほしい』
『真太郎...うん、ありがと...今とても嬉しいわ』
気遣ってくれた二人に笑顔で返す
高尾『あ~零蘭ちゃんマジ可愛いなぁ♪』
緑間『当たり前のことなのだよ...』
『あっ、朝御飯いかなきゃ!じゃあ二人ともまた後でね♪』
立花『お姉様!』
『うん、今いくわ!』
二人に手を振り、食堂へと急いだ
緑間『高尾、まさかお前本気で』
高尾『うん、零蘭ちゃんが好きだよ』
緑間『お前には渡さないのだよ』
『よし、こんなんで良いかな♪光、そっちは出来た?』
立花『はい!完了です!』
栄養を考えてサクッと2校分の朝御飯を作った
『ありがとう、ごめんなさいね勝手に秀徳
分も作るなんて言っちゃって』
立花『いいえ、お姉様がそうと決めたなら私は従うだけですよ♪』
『ありがとう...じゃ、私秀徳の分持っていくわね?誠凛のを並べておいてくれる?』
立花『分かりました、お気をつけて』
出来上がった料理を台車に乗せて、私は秀徳が使う食堂に向かった
『場所は聞いてなかったけど、食堂があそこにもう1つあるからたぶんそこでしょう』