白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
午後の練習も終わり、夕食も済ませて、今は入浴中
こじんまりとした風呂場だったけど、疲れはよくとれるわね
『ねぇ、光』
立花『はい?』
『光は好きな人とかいないの?』
立花『と、突然何を言い出すんですか///!!』
私の質問に真っ赤になる光、これはもしや
『いるのね?』
立花『あうっ///.....はい』
『この部活の人?』
立花『そう、ですね///』
『誰かしらね~、教えてくれる?』
立花『む、無理ですっ///』
『あら、つれないわね....ここには私達以外誰もいないのだから』
そっと光の耳元でささやく
立花『はぅわ///......です』
『ん?』
立花『お姉様...です///』
WAO..←
『私?』
立花『はい///イケナイ事だとは分かってます...ですが、あの入学式のときから、私にはお姉様しかいないんです』
そう、光は男の子を好きになるはずの感情を私だけに向けてくれていたのね...
立花『あのっ、私!!』
『ありがとう光...嬉しいわ』
立花『え?』
『でも、男の子を好きになった方が貴女のためになるんじゃないの?』
立花『いえ、私はもうお姉様以外、愛せませんから』
『そう...(ここまで堕ちてる女の子は初めてだわ...元には戻れなさそうね、それならいっそ)なら、これからも私を愛し続けてくれるかしら?』
立花『勿論です!!』
『良い子ね....(なんて愚かな子..)』
それでも嬉しくて、光の頭を撫でてあげた
立花『さっぱりしましたね♪』
『そうね♪あ、少し外に出てくるけど、光はどうする?』
立花『お供します!』
『そう、じゃあ着いておいで』
光を連れて外へ出る
夜風が優しく頬を撫でる
波の音が静かに聞こえ、心が静まっていく
『綺麗な海ね』
立花『はい、とても幻想的です』
『桐皇との試合は負けちゃったけど、これを期にみんなはもっと強くなるわ』
立花『はい...私もそう信じています』