白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
『合宿ですか?』
リコ『ええ♪しかも海辺での合宿よ!!』
『いいですね♪ぜひ行きましょう!(ニコッ)』
リコ『(ヤバい、超絶可愛いわ)よし、零蘭ちゃんにも許可とれたしみんなに話してきましょ♪』
合宿かぁ...久しぶりだ。中学の彼等との合宿も楽しかったけど、誠凛でのみんなとの合宿も楽しいに決まってる
私はウキウキしながらリコさんのあとを追いかけた
練習していたみんなを集め、合宿の話を切り出すリコさんを横で聞いていると、ふと日向先輩の顔が少し固くなっていってる気がした。日向先輩だけじゃなくて二年生の大半がそうなってる
やがて話し終わり、顧問の先生に確認をとってくる、と体育館を出ていったリコさん
すると、
日向『全員、もっかい集合!!!』
『なんで...こんな目に....』
私たちは今、調理室の一角で一枚の皿とスプーンを片手に座っている。横に座ってる先輩方達は青ざめながら一人も動かない
簡単に説明すると
日向先輩がリコさんを除く全員を集めた
↓
合宿は格安な宿なので食事は自炊
↓
リコさんが飯を作るらしい
↓
しかしリコさんは料理が壊滅的に下手
↓
取り合えず試食会を行うことに
Ⅱ
死ぬ
『俊先輩、私まだ死にたくないです』
伊月『俺もだ。でもカントクに不味いなんて言えるか?』
『無理ですね』
だって、あんなにも楽しそうに....作ってるんだもの