白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第12章 ★夏合宿★
やがて出来たカレー(?)を出され、取り合えず口にする
言えるわけがない...言えるわけがないんだけど....これは酷い
野菜はほとんど切ってないし、肉も最後まで火が通ってない
てかなんか他にヤバいの入ってる気がする
『(アカン....思わず関西弁になるほどアカン)』
日向『(味の大虐殺やぁぁ!!!)』
立花『(あ~お花畑が見えますぅ~)』
みんながみんな冷や汗をかきながら食べていると
リコ『やっぱり....あんまし美味しく、ない、かな?』
スッと両手を後ろに隠してますけど、分かってますよ
練習で何度も指を切ってること
同じくそれに気づいたのか、日向先輩は勢いよく食べ、美味いけど辛かったから水を買ってくる、と退室し、木吉先輩はリコさんの料理には愛情があると言ってカレーをおかわりした
『絶対日向先輩そこで死んでますよね?』
小金井『多分....』
ご愁傷さまです
ガタッ....
木吉『誰かリコに作り方教えてやれないか?』
小金井『てか木吉、変な汗出ちゃってるけど!?』
火神『零蘭...』
『うん、だよね』
こそっと大我が囁いてきた。彼が何を言いたいかはわかってる
二人で頷くとキッチンに立ち、別々に料理していく
取り合えず材料は色々あるし適当にオムライスでも....
火神『うっす.....』
『どうぞ♪』
『『『おぉ~!!!』』』
小金井『うま~っ!!!』
立花『二人とも、料理できるんですか?』
火神『俺、一人暮らしだし』
『私は、親の手伝いで(ホントは屋敷の料理人のみんなに教えてもらったんだけどね)』
リコ『二人とも、作り方教えてちょうだい』
火神『いいっすけど、厳しいっすよ?』
『少しでも違ったらやり直し、ですよ?』