白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第11章 ★小悪魔の実力★
[No side]
『あれ?日向先輩?』
今日は他校との練習試合のためいつもの練習は無く、全員今日見つけた課題を夏休みの合宿に取り入れ、みっちり猛練習する事にした
その練習試合も終わり現地解散になったのだが、零蘭はドリンクの粉やテーピングの在庫確認と、ある理由で学校へ来ていた
それは、単純にバスケをしたいという思いからであった
しかし、体育館ではすでに日向が来ており、シュート練習していたのだ
日向『ん?おぉ、白崎か....どうしたんだ?』
『えっと、粉やテーピングの確認と、ちょっと私もバスケしたくなっちゃって』
えへへ、と無邪気に笑う零蘭に日向は不意に胸が高鳴った
日向『(くっそ、可愛いな///)サンキューな。って、白崎バスケできたのか?』
『はい...先輩程ではありませんが...(苦笑)』
日向『....なら、俺が相手になってやるよ』
『え?』
日向『1on1、やろーぜ』
挑発的な笑みを浮かべる日向に、去年のようなあの高ぶりを感じる
『いいですね...やりましょうか』
下をジャージに着替え、コートの真ん中に立つ
『(あぁ、なんて久しぶりの感覚....バスケは、やっぱりいいわ)』
ボールを片手に感触を確かめる
日向『いつでもいいぜ』
『ふふっ、それでは.....遠慮なく』
ダッ......!!
ガンッ......!!!!!
日向『.........え?』
『まずは一点.....ですね♪』