白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第9章 ★青との対決・学んだ敗北★
試合開始
桐皇のマネージャー、桃井の情報力とそれを応用しディフェンス・オフェンスを強化している
初めて見せる動きも読まれるが、リコは笑みを浮かべた
リコ『そんぐらいやると思ってたわ。甘いぞ小娘!』
黒子が流れを変え、火神のダンクが決まる
21-25
4点ビハインドで第1Q終了
2Q
リコの指示により、ルーキーコンビ中心が初っ端から攻める
だが、零蘭は突然立ち上がった
目には焦りの色が見える
『・・・小金井先輩、至急アップをお願いします』
小金井『え?お、おう』
リコ『ちょ、どうしたの零蘭ちゃん』
『大我の、足が...』
リコ『!!分かったわ!』
リコはメンバーチェンジで火神を下げる。戸惑う火神のもとに零蘭はテーピングを持って駆け寄る
『痛めた足、完治してないわね?』
火神『....大丈夫だ、まだ全然..っ!』
リコ『病院でも異常は無かったし別に出るなとは言わないわ、零蘭ちゃん、お願いしてもいい?』
『勿論です...大我、足出して?』
火神『・・・・・・おう、』
足を差し出す火神は、燻る感情を抑えているような顔つきで、気持ちが痛いほど分かる零蘭は怒る気も失せ、必死にテーピングした
『大我....勝つのは大事よ、でも自分を大切にしてちょうだい』
火神『....わりぃな、不安にさせて』
『分かったなら、無理しない程度に頑張って...私としては下げたいところだけど、今の状況は貴方無しじゃ心配だわ』
火神『わーってる、安心しろよ...絶対に勝ってやる』
テーピングが完了した火神は再びコートに戻っていった
『頑張れ!皆っ!!!』
零蘭は大きく叫び、チームを鼓舞する
選手組も振り返り、ベンチに手を振る
『勝てるはず、いえ、勝てるわ!』
青峰『信頼してんだな、あいつらを』
『....えっ?』