白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第8章 ★プールでの再会★
『真、太郎...?』
緑間『青峰と、会ったそうだな....』
『うん..ねぇ、光も一緒じゃダメかしら?一人で帰らせるのは心配なのよ』
緑間『分かったのだよ...』
『ありがとう、優しい真太郎は好きよ...光っ!こっちにおいで!』
立花『は、はい!』
『さぁ、行きましょうか』
真太郎に連れられてきたのは小さな公園
光は気を使ってくれたのか少し離れたところで座っている
私と真太郎は一つのベンチに腰かけ、優しい風にそっとふかれた...
私は真太郎の肩に頭を預け目を閉じる
緑間『青峰とは...』
『大丈夫、ちゃんと仲直りしたから...心配したって言われちゃった』
緑間『当たり前だ...誰もお前を怒ってなどいない...心配だけしたと言っただろ』
『うん....』
真太郎は私の頭にそっとキスを落とす
緑間『インターハイ、やつとあたるだろ?今の誠凛にやつと対等にやれるのは、お前だけだ...』
『私は信じてるよ...新しい居場所をくれた誠凛は、きっと負けない...』
緑間『そうか...俺は応援などできない』
『分かってるよ、敵だもの』
緑間『だが、個人としては俺はずっとお前の味方だ...何かあったらすぐに言うのだよ』
『うん、ありがとう...』
頭を撫でる優しい緑の瞳にそっとキスをした
そのあとたわいもない話をし、光を家まで送り届け、今は私の家へと向かっているところ
緑間『もう、着いてしまったか...』
『まだ離れたくない?』
緑間『あぁ...まだお前を帰したくないのだよ』
優しく抱きすくめられ、低く囁かれる
『でも、大輝との戦いに備えないと、ね?』
緑間『...分かった、ゆっくり休むのだよ』
『うん、じゃあ早いけどおやすみ』
緑間『あぁ、おやすみ』
真太郎と別れて家に入り、夕食と入浴を済ませる
『ああは言ったけど、大輝に勝てるかな?...っ、ダメね...信じるって決めたんだから』
私達は、勝ってみせる....!!