白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第8章 ★プールでの再会★
桃井『あっ!やっと帰ってきた~、遅いよ二人とも!』
『ごめんごめん(笑)』
青峰『帰んぞさつき』
桃井『えぇ~、もう分かったよ...二人とも良い顔してるし、何かあったんだね♪』
ニコニコと含みのある笑み...
『じゃあ二人とも今度は試合でね♪』
二人を見送った後、誠凛の皆のところへ戻った
リコ『遅い!!心配したわよ!』
『すみません...』
リコ『まあ、いいわ...練習は終わったから帰っていいわよ』
『分かりました...お疲れさまでした』
リコさんに一礼して被服室へと向かった
光にも謝らなきゃいけないしね
『光、まだいるかしら?』
立花『お姉様、お帰りなさい..どうでしたか?』
『ん?』
立花『また、中学の頃のご友人と会ってたんですよね?』
『そうね...怒ってないみたいで、安心したわ...』
立花『...インターハイ、頑張りましょうね』
『ええ...あ、あと光、マネの仕事任せちゃってごめんなさいね』
立花『いえ、私はお姉様が幸せになってくれさえすればそれで良いのです...その為なら、いくらでも仕事を任せて下さい!』
あぁ、なんてこの子は....
『光っ...!』
勢いよく光を抱きしめ、その明るい茶色の髪を撫でる
立花『わわっ///お姉様...』
『本当に良い子ね...大好きよ』
立花『わ、私もっ///お姉様が、好きです///』
赤い顔を隠すように胸に顔を埋めてくる
それが酷く愛おしくて、私は気づかれないように頭にキスをおとした
そのあと後片付けを済ませ、光と仲良く帰路につく
立花『あのっ、お姉様...』
『なぁに?』
立花『あそこに、多分お姉様を待っているのだと...』
光の指差す先には愛しい緑の彼が、私達を待つように立っていた
『真太郎...』
緑間『零蘭、話があるのだよ...少し付き合え』
スッと手を差し出される
その手をギュッと掴むと急に引き寄せられ、彼の胸に飛び込む形になってしまった