白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第8章 ★プールでの再会★
青峰『どこにも行くな....俺の側にいろ』
『貴方だけの側にはいられないけど、出来るだけ、いてあげる』
青峰『分かった.....あー、やべえいい匂いすんな...なあ、キスさせろよ』
『いいよ』
大輝に向き直りそっと目を閉じる
すぐに口を塞がれ、舌を入れられる
私も彼を求め、舌を絡ませる
息を荒げながら大輝は口を離すと、首もとに吸い付き、赤い跡を残す
『っあ...大、輝っ....///』
青峰『ちっ、まだ黄瀬の首輪つけてんのかよ...』
『別に、いいでしょ、』
青峰『今てめえは俺のものだ...』
『っん...』
再びキスされてキツく抱き締められる
『大輝、苦しいよ...』
青峰『わりぃ...でも、まだ離したくねえ』
『うん、分かった...大輝に寂しい思いをさせたお詫びね...』
彼の青い髪をそっと撫でる
耳元に聞こえる低い声は、心なしか焦りを含んでいるようで....
愛しさが増していく...
彼の頭をグッと押し、耳元に口を寄せる
『好きよ、大輝...』
青峰『...俺のセリフだっつーの...愛してるぜ、零蘭』
『...もう、大丈夫?』
青峰『おう、わりぃな...』
私の背に手を回してゆっくりと起こしてくれる
『さ、帰ろ?さつきが待ってるよ?』
手を差し出すと大きくて優しい手に包まれる
私達は元来た道を戻り始めた
『練習来てないんだって?さつきから聞いた...』
青峰『あ~...まあ、な』
『私が大輝に勝ってもなんの解決ならないのは知ってる...だから誠凛の皆に、大輝を倒してもらうね』
青峰『俺に勝てるのは俺だけだって、言っただろうが..』
『うん、知ってるよ...でもインターハイは負けないよ』
青峰『勝手に言ってろ、俺が勝つのに変わりはねぇよ』
そう言いながらも繋がれた手は離れなかった