白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第8章 ★プールでの再会★
突然の声に驚きながらも振り向くと、懐かしい桃色の髪と優しい香りが胸に飛び込んできた
慌てて受け止め、その人物を見るや否や目を丸くする
『さ、さつき!?』
桃井『久しぶり、零蘭ちゃん♪テツくんも久しぶり♪』
黒子『はい、お久しぶりです桃井さん』
『どうしてここに?』
桃井『大会まで待てなくって来ちゃった♪』
リコ『ちょっと!そこの子は誰?』
『『『『『ブバッ!!!(吐血)』』』』』
桃井と零蘭は二人とも水着のため、抱き合っていると胸同士が潰れ、その光景に男どもは目を背けたり吐血したりした
リコ『このアホども~!!で?貴女誰?』
桃井『テツ君と零蘭ちゃんのカノジョです♪』
一方、火神は突然現れた青峰と1on1をして負けていた
青峰『テツの目も曇ったもんだぜ...』
火神『っ...!』
青峰『零蘭も何でこんなやつに期待してんのか意味わかんねえな』
火神『っ、零蘭を知ってんのか!?』
青峰『てめえが気安く呼んでんじゃねえよ...あいつは俺の女だ...見たとこ、てめえも惚れてるらしいが、あいつとの付き合いが俺よりも短けえくせにあいつを知ったような気になんじゃねえぞ...』
火神を一睨みし、ストバスを出ていった
『さ~つ~き~!離れてよ~』
桃井『やだ~!』
桃井は離れようとせず零蘭の首もとにすがりつく
『あのね、みんなのケアに行かなきゃいけないから、』
桃井『嫌...』
『さつき?』
桃井『お願い...今だけで良いから、一緒にいて』
か細く、消えそうな声が首もとから紡がれる
『!?そう、だよね...(私がさつきをあの時から一人にさせちゃったんだ..)リコ先輩!!』
リコ『なに?』
『少し、彼女と話がしたいんです...お願いします』
リコ『...分かったわ、あまり遅くならないように』
『ありがとうございます!さつき、おいで』
桃井『ん...』
桃井の手を引き、プールから立ち去り、更衣室で、元の制服に着替えた