白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第6章 ★インターハイ~緑との対決~★
『真太郎のスリーは相変わらずスゴいわ...あれから更に磨きをかけたのね』
緑間『すまない、昔を思い出させたか?』
『いいえ、もういいの...寧ろ今は誇らしいわ♪』
緑間『そうか...』
その後は零蘭以外にはずっと不機嫌なままの緑間に黄瀬は苦笑した
黄瀬『いつまでふて腐れてんすか?』
緑間『黙れ、寧ろお前が平気で食事を共にしていることがおかしいのだよ..一度負けた相手だろう?』
黄瀬『.....まあでも、リベンジするっすよ、インターハイの舞台で』
前とは少し違う雰囲気を出す黄瀬に、零蘭は驚いた
『(涼太...前とは違う。仲間と一緒にバスケしてるんだね...良かった)』
緑間『黄瀬、お前少し変わったか?』
黄瀬『何でっすか?』
緑間『....変なのだよ』
黄瀬『変!?...まあでも最近、海常の皆とバスケするのが楽しいんすよ』
『(あぁ..確かに彼は変わってくれた...海常に入ったことで)』
緑間『....やはりお前は変わってなどいないのだよ』
『んー、でも今の涼太の方が私としては好きよ?』
黄瀬『え///?』
緑間『(ムッ...)やはり理解できんな』
俺は楽しい楽しくないでバスケはしてないのだよ
ふと彼の口からこぼれた言葉が胸に刺さる
『どうしてそんなこと...』
緑間『っ..零蘭...すまn』
ベシャッ!!
突然緑間の頭に高尾がひっくり返すために上にあげたお好み焼きが飛びすぎによりクリーンヒット
緑間は焦る高尾を連れ出しボコ殴りにした
やがて一人だけ戻り、代金を机の上に置く
緑間『そろそろ帰るのだよ....それと火神、一つ教えておいてやろう、東京にいるキセキの世代は二人。一人は俺で、もう一人は青峰大輝という男だ..恐らく準決勝であたるだろう...そしてやつは、お前と同種のプレイヤーだ』
火神『なっ!』
『(大輝.....あの子も許してくれるかな?)』
緑間『安心しろ、やつもお前の心配だけをしていたのだよ』
俯く零蘭の頭を一撫でし、店から出ていった