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白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第6章 ★インターハイ~緑との対決~★







インターハイ予選



誠凛は着々と勝利を重ねていき、遂に今日は緑間真太郎擁する秀徳高校との試合




『皆さん、真太郎のスリーには十分注意をお願いします!!』




『『『おう!!』』』





試合開始直後、いきなり緑間のスリーが決まる



だが次の瞬間、黒子のサイクロンパスにより、すぐに二点返す








その後は火神が持ち前のジャンプ力でなんとか緑間のスリーを止めた




しかしそれを見ていた零蘭は僅かな異変に気づく



『なんだろう?大我のバスケじゃないみたい...まさか一人でやろうとしてるんじゃ...』





あっという間に3Q終了



流石に日向達も火神の異変に気づき注意をするが、火神はそれに反論する




今必要なのはチームプレーではなく、自分が点を取ることだと





零蘭はまるで中学の彼らを見ているようだった




周りに頼ることなく自身の力だけで勝とうとする



そんなのは見ていられなかった...




零蘭は立ち上がり、あの時黄瀬にしたように胸ぐらを掴んでその頬を叩いた




パァンッ!!!




『いい加減にしなさい大我...チームプレーを大事にしなくて何がバスケよ!!』



火神『っ、ならてめえは負けて良いのかよ!?』



『良いわけないでしょ!?でも、勝ったときに皆で喜べないなんて、そんなの嫌よっ...!』



過去を思いだし、俯く零蘭




唯一事情を知っている黒子はそっと彼女の背を撫でる




『お願いだからっ、皆で勝ってよ!一人で勝っても、なんの価値もない...』




すると火神はフウッと息を吐くと、先程とは違う落ち着いた表情になる



火神『悪いな...勝ったときに嬉しくなかったら、意味ねえもんな!』



ワシャワシャと零蘭の頭を乱暴に撫でた






4Q



日向『これが泣いても笑っても最後の10分だ!行くぞ!』




『『『『おぉー!!!』』』』









『良かった...大我を彼等のようにしてしまうところだったわ』




立花『お姉様は流石ですね♪』





『ありがとう、さあここからが正念場よ!』










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