白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第5章 ★練習試合と緑との仲直り★
『よしっ!帰るか!』
黄瀬『零蘭っち!俺、黒子っちとも話したいから、一緒に着いて行っちゃダメっすか?』
『いいよ、でもその前に着替えておいで?』
黄瀬『お待たせ♪』
『よし、じゃあ行こっか♪』
差し出した手を黄瀬はギュッと掴み、海常を後にした
『ん~、リコ先輩から聞いたところならここら辺なんだけどなぁ...っていたいた』
メールでリコから指定された場所は大きなステーキ屋
そこから頭に包帯を巻いた黒子が出てくる
『テツヤ!!』
黒子『零蘭さん、黄瀬君...』
『頭は平気?』
黒子『はい、問題ありません』
『そう...』
黄瀬『黒子っち、ちょっと話さねぇっすか?』
黄瀬に連れられ、近くの公園に足を運んだ
どうせなら二人きりが良いだろうという零蘭の配慮で二人はベンチに、零蘭は少し離れたブランコに座り適当に揺らしていた
途中気づかないうちに黒子を探しに来た火神も交じり、三人で会話を進める
ふと零蘭は視界の先にストバスが映った
ガラの悪そうな男達が卑怯なプレーで相手を痛め付ける
その姿にカチンときたのか、急に立ち上がりその男たちに近づいた
『(こんなの、兄さんとは訳が違うわよ)ねぇ、』
男1『あ?...って君超可愛いじゃん♪』
男2『うわ、すっげえ好みなんだけど♪』
『それさ、卑怯じゃない?バスケするならもっと堂々と戦いなさいよ』
男1『えー、じゃあさ、君が相手してよ♪』
男2『負けたら俺達と遊びにいこうぜ♪』
『クスッ、いいわy』
突然後ろから肩を捕まれ、咄嗟に振り向く
火神『ったく、何勝手に喧嘩吹っ掛けてんだよ...』
黄瀬『てか、俺達のお姫様をそんな下心満載の目で見ないでくれないっすか?』
黒子『彼女が汚れてしまいます..』
『大我、涼太、テツヤ....もう、別に助けてくれなくてもこんぐらいのレベルなら、私でも片付けられるわよ!』
黄瀬『わかってるっすよ、でもこういうのは普通、男同士で決めるもんじゃないっすか?』