白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第5章 ★練習試合と緑との仲直り★
練習試合も無事に終わったのだが
涼太の姿が、ない....?
どこに行ったんだろ?
笠松『あ、ああああのっ!そこの、』
『はい?ああ、海常の主将さんですね。どうしました?』
笠松『あっ///そ、その、だな、黄瀬のやつきっと裏の水道に行ってるっぽいんだ、その、良かったら、なんか一声かけてくんねぇか?あいつずっとお前の事煩いぐらいに話してて、』
涼太、どうしてそんなに私のこと色んな人に言うかな?
笠松『今日の試合も楽しみにしてみたいだし、頼んでも、いいか?』
『分かりました、ありがとうございます笠松さん♪(ニコッ)』
笠松『なっ///お、おう///(やべぇ、こいつスゴく可愛い)』
なんか笠松さん目を合わせてくれない....
多分女子と話すのに慣れてないんだね
笠松さんに一礼して急いで体育館を後にした
走っていくと遠くに水道で頭を冷やす黄色いワンコを発見
持っていた鞄から使ってないタオルを取り出す
だってあの調子だとタオルなんて持たずにきっとほっとくに違いないからね
『りょ、っ!!』
嘘....なんでここに、
真太郎が?
緑間『そういえば、やつはどこだ?』
黄瀬『誰すか?』
緑間『零蘭のことに決まっているだろ』
黄瀬『そういや緑間っちも好きだったすよね』
緑間『過去形にするな。今でも愛しているのだよ』
黄瀬『ま、居なくなって一番と言って良いほど取り乱してたっすもんね♪』
緑間『黙れ!....零蘭はきっと、俺達を許してはいないのだろうな...あんな試合をした俺達を....』
黄瀬『なのにまだすがろうとしてるんすか?』
緑間『俺にはもう、あいつしかいないのだよ....』
真太郎....
そこまで思ってくれてたなんて...
一番私の事を怒ってると思ってたのに
私は一度止めた足を再び走らせた
黄瀬『まっ、緑間っちがなんと言おうと零蘭っちは俺のものっすよ!』
緑間『なっ、お前などに渡すわけにはいかないのだよ!』
ああもう、二人とも喧嘩始めちゃったよ(困)
私は大きく息を吸い込んだ
『っ、真太郎!!』