白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第5章 ★練習試合と緑との仲直り★
テツヤの肩を持ちながらベンチへと帰り、急いで処置を施す
『出るのは控えた方が良さそうね...まったく、あの時と同じようにならないでよね』
黒子『すみません...』
『リコ先輩、交代です』
リコ『分かったわ』
『テツヤは寝てなさい、いいわね?』
黒子『はい..』
テツヤを下げたものの、パス回しがなくなった誠凛は海常に押されまくっていた
あぁ、私が男だったら、この危機をなんとか出来るかな?
走り出したい衝動を抑え、隣の光の手を強く握った
4Q
どうする、これじゃあ負けちゃう...
何か方法は、ないの!?
そんなとき
黒子『僕が出ます』
『テツヤ!?何を言って、』
黒子『少しは楽になったので、いけますよ』
『やめなさい!もし悪化したら』
黒子『零蘭さんを海常に行かせるよりマシです』
『なんで、その事...』
黒子『昨日彼から電話が来て、聞いたんです。嬉しそうに話してたのでイラッとしましたが....』
あの駄犬め.....余計なことを
黒子『ということで僕は行きますよ』
『もう、分かったわ。何かあったら直ぐに引っ込めさせてもらうけど?』
黒子『それでいいです。では、行ってきます』
『行ってらっしゃいな、幻の6人目さん!』
その後はテツヤが入ったお陰で勢いを取り戻した
最後は大我のダンクでフィニッシュ
誠凛の勝利となった
良かった....あぁ、ヤバいな...泣きそう
でも私よりもすでに泣いてるのがいるけどね
涼太....
負けを味わって、初めて強者になれるんだよ?
泣いている涼太を海常の主将さんが蹴っ飛ばした
笠松『そのスカスカの辞書にリベンジって言葉追加しとけ!!』
あぁ、なんて良い先輩を持ったのかしら
涼太は幸せ者ね...きっとあそこなら涼太をもっと輝かせてくれるはずね
頑張れ、涼太!!