白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第5章 ★練習試合と緑との仲直り★
三日後
遂に海常高校との練習試合の日となった
私達誠凛は海常に高校へと足を踏み入れその大きさに驚いた
『流石にスポーツの名門...設備が違う』
リコ『羨ましい限りね...』
『てか大我、その目どうしたの?』
黒子『楽しみで眠れなかったそうですよ』
『子供ね....』
火神『んだと零蘭!』
立花『火神君!お姉様に怒鳴らないでよ!』
火神『うおっ!』
『光、こっちへおいで』
大我に怒りをむき出しにする光を取り合えず隣に呼ぶ
こうでもしないと喧嘩になるかもしれないしね
黄瀬『おっ!誠凛の皆さん!待ってたっすよ♪零蘭っち~♪』
大きく手を振りながら私に向かってダッシュで
ダッシュ!?
まっ、ちょっ、
『涼太!ステイ!』
ピタッ
黄瀬『えー、抱きつくのダメっすか?』
『それはいいけどダッシュは止めて(汗)』
黄瀬『わかったっす...じゃあこれでいいすか?』
今度はゆっくり歩いて近づき、私を抱き締める
その広い背中に手を回し優しく擦る
こんなに大きくなって....
黄瀬『今日絶対勝つから、覚悟しておいてよ』
『覚悟なら出来てるわ、さあ案内してちょうだい?』
黄瀬『了解(゜∇^d)!!』
リコ『伊月君、顔怖いわよ』
伊月『....分かってるよ』
体育館には選手で溢れかえっていた
流石にスポーツに力を入れてるところだ、人も多いしステータスも充分高い
特に、あの人は.....
恐らく主将ね....雰囲気が人を纏めあげてきたような貫禄を備えてる
にしても、コート半面なんて
『随分なめた態度とるんですね?監督さん?』
武内『なっ!なんだ君は』
『あぁ、失礼...誠凛高校のマネージャー、白崎零蘭と申します』
武内『マネージャーか...悪いがうちは負けるつもりはないんでな』
『あら、私達にだってありませんよ?すぐ元の広さで戦わせてあげますよ』