白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第4章 ★黄色との再会★
不服そうな涼太を連れて、駅までいく
『よかった、あともう少しで来るね』
黄瀬『零蘭っち、やっぱ俺離れたくないっす』
後ろから抱き締められ、肩に顎をのせられる
というより人が見てるから止めてくれ..
『まったく、高校に入って少しは成長したかと思ったのに、甘えたにも育っちゃったの?』
黄瀬『だって、久しぶりに会えたんすよ?もう少し一緒にいたかったっす....』
『貴方は私の犬でしょう?言うこと聞きなさい』
黄瀬『ワン.....』
一向に離れない涼太、とても可愛いけどこのままじゃ私も離れたくなくなる
それは流石にダメ...
『ねえ、涼太』
黄瀬『なんすか?』
『今度の練習試合....涼太が勝ったら、私海常に転校してあげるわ』
黄瀬『え...?ほんとっすか!!!?海常に来てくれるんすか!?だったら俺本気で頑張るっすよ!!』
『その代わり、ちゃんと今日は帰りなさい』
黄瀬『は~い...』
よしよし、予想通りに効いたわね、この作戦
『あっ、でも誠凛は負けるつもりなんてないからね?』
黄瀬『....それは、零蘭があの火神とかを信頼してるんすか?』
なんだろう、急に涼太の雰囲気が変わった?
『まあそうね、彼はまだまだ成長できるし、先輩方だって実力はあるわ。なにより、テツヤがいるもの』
黄瀬『....俺、その試合絶対に負けないっすよ...』
『う、うん...頑張ってね涼太(ニコッ)』
黄瀬『(鼻血)うっす』
涼太は神奈川行きの電車に乗って帰っていった
さて、私も帰らないと...この時間ならまだやってるな..急いでもーどろ♪
涼太と仲直り(?)が出来たことで私は嬉しくなってスキップで帰った
緑間『っ、今のは零蘭か...?』
緑の彼が見ていたのも知らずに....