白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第25章 ★赤色王者の猛攻★
花宮『駅はそっちじゃねぇだろ』
『ん~先に備品の買い出ししちゃおうかと思って』
花宮『全部か?』
『ふふっ、兄さんってば心配症。安心して、一年の子達とか光とかにも分担してるから、私は少しだけよ』
花宮『そうか....』
"分かりました。今後とも宜しくお願い致します"
"あぁ。じゃあな"
"最後に1つだけ"
"あ?"
"皆様の事は大いに歓迎致します。ですが、私もあの方をお慕いしていることを、どうかお忘れなきようお願い致します"
『...さん、兄さん?』
花宮『っ...何でもねぇ(あんな独占欲丸出しの執事がいるかっての)』
『ここでいいわ。ありがとう』
花宮『そうか、じゃあな』
『真』
花宮『なんだ...っ』
『大好き』
去り際にそっと近づき、触れるだけのキスをすると悪戯な笑みと共に小走りで去っていた。
『ええそう。こっちは終わったわ..分かったありがとう。光もそっちにいるの?うん、じゃあ会場で会いましょう』
買い出しメンバーとの連絡を終え、ピッと通話を切った零蘭だったが即座に別の人物からの着信に再び通話ボタンを押した。
『おはようテツヤ、どうしたの?』
黒子『おはようございます零蘭さん。すいません、ちょっと困ったことがあって』
『何で二人してバッシュ壊れるような事になるのww』
クスクスと笑っていると、電話先から"笑い事じゃないですよ"とムスッとした声が聞こえた。
『ごめんごめん。それで、貴方は見つかったけど大我のサイズだけどこにもないのね』
黒子『はい、ROSAKIならありますか?』
『ええ、海外の人とか、それこそ大我みたいな足の大きな人用に多少は取り揃えてあるけど...あっ』
黒子『どうしました?』
『忘れてた...ごめんなさい、貴方達の今いるところに店はあると思うんだけど、そこの店舗一昨日から改築工事中なんだった!』
黒子『そうなんですか?』
『本店とか、その他の店舗はやってるけどそこからじゃ遠いわ。そうだ、さつきに連絡してみて。きっと大輝のバッシュの1つや2つ持ってきてくれるから』
黒子『分かりました、ありがとうございます』
『はぁ、もうちょい店の数増やそうかしら?』