白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第4章 ★黄色との再会★
結果は涼太が大我のダンクをコピーして点を決めて終了
黄瀬『あ~あ、こんなんじゃな~、やっぱ黒子っちと零蘭っち下さいっす』
『嫌よ』
黄瀬『速答!?』
黒子『零蘭さんが行かないなら僕も行きません』
黄瀬『黒子っちは理由がおかしいっすよ!』
その後宝の持ち腐れだとかほざき始めた涼太の腕を掴んで体育館を出ていった
『すみません、この犬送っていくんで』
リコ『わ、分かったわ、行ってらっしゃい』
最初は私が引っ張っていたのに何故か途中から涼太が私を引っ張るような形になり、校舎裏へと連れていかれた
暫く向い合わせで立ったまま互いに喋ることなく隙間から来る春風に身を委ねた
なんて言えばいいんだろ....まずは謝ることからだよね?
黄瀬『.....零蘭っち、俺...』
『っ、待って!....私から言いたいことあるから、先に言わせて』
黄瀬『わかったっす....』
えっと...
何から伝えて良いか分からなくなってきた
『涼太っ、ごめんなさい....全中の時、叩いたりして..それと、部活来なくなったことも謝る...それと、それと、』
なんて役に立たない唇だ...
まだまだ言いたいことがあるのに
黄瀬『零蘭っち、もうわかってるっすよ』
優しく抱き締められ頭を撫でられる
久しぶりの感触に思わず彼にすがってしまう
『っ、ごめんなさいっ!!』
黄瀬『もういいんすよ?それに元から零蘭っちは悪くない....俺の方こそごめん、零蘭っちがあそこまでショック受けるなんて...』
ただ、勝利を届けたかったんすよ....
消え入りそうな声で呟く
黄瀬『それにね、零蘭っちに叩かれたあと、俺がまず第一に感じたのはね、零蘭っちに叩かれた、嫌われたんじゃないか?って言う焦りだったんす』
え?どうして...怒った、とかじゃないの?