白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第4章 ★黄色との再会★
〔白崎零蘭〕
海常高校との試合が決まった...
相手は涼太を獲得した強豪..
油断はできない、それにこのチャンスを逃しちゃいけない
ギュッと手を握りしめ、再び彼のくれたチョーカーを触る
すると私の隣に立っている光が心配そうな顔で話しかけてきた
立花『お姉様、大丈夫ですか?』
『ん、ごめんね...ちょっと昔を思い出してね』
立花『そのチョーカーに関係が?』
『ええ、これをくれた人が海常にいてね』
キャーッ!!!!!!
突然聞こえてきた黄色い悲鳴
なんか、嫌な予感がするんですけど(汗)
黄瀬『あー、こんなつもりじゃなかったんすけどね....』
『『『『黄瀬涼太!?』』』』
黄瀬『あの、てか五分待ってもらっていいすか?』
黄瀬『どうもっす♪』
日向『なんでここに』
黄瀬『いやー、黒子っちが入ったって言うから気になっちゃって』
久しぶりに見た彼はいつもの明るい彼だ...
ちっとも変わってないや...
私は思わず近くの伊月先輩の背中に隠れたかった
でもダメ、向き合うんだって決めたじゃない
だから、逃げない
すると私に気づいたのか涼太が目を驚愕にして先輩達を押し退け走ってきた
『あ、涼太...』
黄瀬『え...?っ、零蘭っち~!!!!!』
飛びつかれて体が後ろに倒れそうになったが何とか持ちこたえた
黄瀬『誠凛に行ってたんすね?会いたかったっすよ~!!』
『うん、私もだよ』
そっと背中を擦ってやっていると、大我が涼太に向けてボールを投げ、1on1を申し込んだ
てか私にも当たりそうになったんだけど(怒)
黄瀬『零蘭っち、これ持っててほしいっす』
ネクタイとブレザーを託し、涼太は大我と一騎討ちをした
正直驚いた、ここまで成長していたなんて...
涼太はちっとも変わってなんかなかった、確かに強くなっていたんだ
あと余談だけど、かっこよさも増した気がする