白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第3章 ★入学・誠凛高校★
マネージャーの紹介が終わると今度は選手組の自己紹介が始まった
しかしここで零蘭はあることを心配していた
『(テツヤ、気づかれるかな?)』
零蘭の心配通り、黒子は元からの存在感のなさが仇となり、自ら声をかけるまで気づかれなかった
一年が終わると次は二年の紹介に移った
リコ『よし、紹介も終わったところで、全員服を脱げ!!』
『あの、質問良いですか?』
リコ『何?』
『それって私達も脱げば良いですか?』
ブッ!!!!
零蘭の天然発言により多数の男から鼻血が吹き出した
リコ『マネージャーは脱がなくて良いに決まってるでしょ!って(何この子...服の上からでも数値が見える。しかも、ここにいる誰よりも圧倒的に高い!!)』
『そうですか、良かったわね光?』
立花『はい///』
その日の帰り、一緒に帰ると駄々をこねる黒子を連れ、久しぶりのマジバへと訪れた
『クスッ、相変わらずバニラシェイク好きね?』
黒子『飲みますか?』
『ええ、貰うわ』
飲みかけのバニラシェイクに口をつけ、ゆっくりと啜る
口に広がる甘い味に自然と笑みが零れる
『とても美味しいのね、ありがと』
黒子『ええ、このバニラシェイクは美味しいですよ。なんせ貴女が口をつけたんですから』
所謂間接キスを楽しんでいる黒子に苦笑すると、二人の間に影が出来る
火神『よぉ、隣良いか?』
『ええ、良いわよ』
黒子『どうも』
火神『!!おわっ!!てめえ、いつからそこに!?』
黒子『さっきからいました...それと、今は零蘭さんとデートを楽しんでいるんですから席を外してください』
火神『あ!?んなもん、デートとか聞いたら尚更退けねぇな!』
黒子『というより、君は零蘭さんとどういう関係なんですか?』
『アメリカにいたときの友達よ♪』
黒子『あぁ、貴方がその一人....』
黒子は敵を見るような目で火神を見上げた