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白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第22章 ★火神の師匠★





そうだった....私が彼を部屋に呼んで。それでそのまま....



『俊、先輩っ....も...苦し..///』


酸欠気味になるくらい激しく口付けられ、限界を感じた私は彼の胸を押して抵抗する。するとようやく離れてくれて、やっと酸素が吸えた


『はぁ....はぁ....』



伊月『零蘭...』



片腕を掴まれ、彼が付けた未だに消えない跡に唇が触れる。ただそれだけで胸が甘い高鳴りを上げる


伊月『零蘭の肌は白いから余計目立つな。本当に痛くないのか?』


『大丈夫ですよ。それに明日になれば消えると思いますし』


伊月『そっか。良かった....あの時もお前に跡を付けちまったっけ....(苦笑)』



『あの、時...?』



伊月『火神のテスト勉強としてカントクの家行った時。お前と火神がキスしてるとこ見て、嫉妬して、お前の手首を強く掴んで...カッコ悪いな、俺。』



『カッコ悪いなんてないですよ。私、嫉妬してくれて嬉しかったです。それにそのおかげで俊先輩の思いが聞けたので』



伊月『零蘭...ホントに、ズルいよな///』



頬を赤く染め、困ったようにはにかむと、私の両腕をベッドに縫い付け指を絡ませる。完全に逃げ場がなくて戸惑ってしまう。


『あの...ん..や..///』



耳を食まれ、そのまま首筋から鎖骨へ舌を這わされ背中がゾクッとする。



伊月『零蘭、お前を抱きたい....いいか?』



言ってる割には拒否権のない口調。でもさっきみたいに怖くはない。私を見つめる瞳は優しく暖かい。だけれどその奥には隠しきれない情欲の炎が燃え、彼が優しいだけでない獰猛な捕食者なのだと理解する



私を抱くときみんなこの瞳をするのだけど、私はそれに逆らえない。傷つけない、けど蹂躙したいという欲望が体を正直にさせてしまう。


私にはそれがたまらないの






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