• テキストサイズ

白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第21章 ★青色の決戦★





直後、フラッと倒れそうになる黒子を火神が咄嗟に支えた。


火神『大丈夫かよ?』


青峰『ったく、支えてもらってるのがやっとかよ、これじゃどっちが勝ったかわからねーじゃねーか。けど、それで良かったのかもしんねーな』


火神『何もう全部終わったような顔してんだよ。まだ始まったばっかだろーが。またやろーぜ、受けてやるからよ』


青峰『は、ぬかせバァカ』




『ごめん光、私行ってくるね』


立花『お姉様!?』


零蘭はいてもたってもいられなくなり、ベンチから立ち上がるとコートに走りだし、ちょうど拳を合わせていた黒子と青峰に飛び付いた


『大輝!!テツヤ!!』


黒子『わっ!!』


青峰『うおっ!!』


試合に疲れてる二人だったが、走ってきた零蘭を力強く受け止めた


『二人ともお疲れ様!!』


青峰『おう.....』


黒子『ありがとうございます零蘭さん』


青峰は愛おしげに零蘭の頭を撫で、黒子はそっと頬にキスを落とした


青峰『っおいテツ!ずりーぞ』


黒子『青峰君に勝ったご褒美です。いいでしょう?零蘭さん』


『いいよ、頑張ったもんね』


火神『零蘭っ!俺も忘れんな!』


『はいはい大我、おいで!貴方が今日一番頑張ったもんね』


二人から離れ、蚊帳の外状態でふて腐れる火神に両手を広げると強く抱き締められる


『お疲れ様....強くなったね大我。いい子』


火神『俺、お前にあの時みたいな辛い顔させたくなくて....気づいたら』


『ゾーンに入ってたのね。ありがとう大我、私のために戦ってくれたのね。嬉しい....』



火神の背中に腕を回し軽く叩くと、より強く抱き締められ、零蘭は幸せな表情で勝利を祝った






帰り支度を終えた一年とマネージャーだったが、スタメン組が控え室から出てこないことに疑問を持った降旗が問いかける


降旗『あれ?帰り支度まだなんですか?』


リコ『いやぁ、私も早く帰りたいんだけど...』


立花『もう少し寝かせてあげよ?』


降旗『あれ?白崎は?』


リコ『ん~それがねぇ....』








/ 290ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp