白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第21章 ★青色の決戦★
?『これより二分間のインターバルに入ります』
リコ『(黒子君の消耗が激しい...対象が多い分オーバーフローは通常のミスディレクション以上に神経をすり減らしてるはず、最後まではやはり....)』
木吉『すまん、テーピングを巻き直してくれないか?』
『はい、了解です(できるだけ最後までもたせてあげられるようにしないと.....)』
木吉『(最後までもってくれ、間違っても秀徳戦の時のようにはなってくれるなよ...。絶対勝つんだ、たとえ足が折れても!!)』
日向『思い詰めすぎだダァホ。悪いクセだぜ、もっとオレらを信用しろよ。お前抜きで勝てるとは言わないが、オレらの分まで頑張る必要はねーよ。お前が創ったチームだろ.........このチームは強い』
固くなっていた木吉を解すように日向が言葉をかけると、全員に笑みが戻る。それに合わせるように零蘭が言葉をかける
『これでよし、貴方はチームを信じて戦えばいいんですよ』
木吉『白崎....』
『最後の10分です。勝ってきてください』
?『最終Q始めます』
開始早々、日向の不可侵のシュートとオーバーフローとの組み合わせによるシュートが決まり、一桁に戻した。
"わり、話聞いてなかった"
"ちょっと~"
"青峰君って集中しすぎて話聞いてないときありますよね"
"だからと言って作戦を聞いてなかったら本末転倒なのだよ!"
"燃える相手だとついな!まぁ心配すんなって、ぜってー勝つからさ!な、零蘭?"
"ふふっ、そうね...大輝"
桃井『(青峰君、少しだけ...けど確かに)』
『(昔の大輝に戻ってる...!?)』
ボールを受け取った青峰はいつもと違う笑みを浮かべていた。そしてすぐさま点を取り返す
日向『ならこっちは三点ずついくぞ!!』
ミスを恐れない日向のスリーが決まり、68対75。しかし、青峰にバスケットカウントを取られまたも二桁に離された。
それを見た黒子が木吉と火神とのトリプルチームで青峰を止めにかかった。彼にパスの選択肢が無いことから一番単純かつ効果的だと分かっていたからだ