白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第3章 ★入学・誠凛高校★
暫く立花を愛でていると、数人の女子が二人の元に集まってきた
女2『あのっ!私達も、お姉様って呼ばせてください!!』
突然頭を下げられ零蘭は僅かに驚いた
『別に良いけど...』
『『『ありがとうございます!!』』』
『ねぇ、聞かせて?どうしてお姉様と呼ぶの?』
女2『えっ、それは...お姉様はとても綺麗だし、さっきその子を助けるとこ見ちゃって、すごく素敵だなぁって、あとは、』
女3『笑顔が素敵なんですよ!!ついお姉様って呼びたくなっちゃうんです!』
『そう、そこまで見ていてくれたなんて嬉しいわ♪』
『『『あ、ありがとうございます///』』』
立花『(む~)』
『あら、どうしたの光?』
立花『っ、い、いえ///』
『もしかして、構ってくれなくて嫉妬した?』
耳元でそっと囁く
立花『そ、そんなことはっ///』
『ない、の?』
立花『っ///して、ました』
『そう、嬉しいわ♪』
優しく頭を撫でると耳まで赤くなる立花にそっと髪に口づけた
自己紹介も軽く済ませ、高校生活について説明を受けた
『テツヤ!部活いこ!』
黒子『はいはい、引っ張らないで下さい(笑)』
そう言いながらも嬉しそうに着いていく
その時、
立花『お姉様っ!!!』
『どうしたの光?』
立花『私もっ、実はバスケ部にマネージャーとして入るんです』
『あらそうなの?なら一緒に行きましょ?ね、テツヤもいいでしょう?』
黒子『いいですよ』
立花『キャアアッ!!い、いつからそこに』
立花は突然現れた黒子に飛び上がり零蘭の後ろに隠れる
黒子『最初から居ましたが...というより貴女、僕の零蘭さんから離れてくれませんか?』
敢えて『僕の』を強調する
立花『は?お姉様は貴方のじゃないけど...』
二人の間で見えない火花が散り始める
(もう、二人とも喧嘩しないの)
(あっ、お姉様...お荷物を)
(自分の分くらい持つわよ)
(零蘭さん、僕にも構ってください)
(分かってるわよ、おいでテツヤ)
(ドヤァ...)
(っ...)