白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第21章 ★青色の決戦★
年末に行われる三大大会最後の決戦、その出場校は50にのぼる。
七日間のトーナメントで行われる試合は全部で50試合。開会式後すぐにその一回戦はメインコート3面、サブコート1面の計4面を使って初日・2日目に行われる。
着々と試合が消化されていく中........ついに
誠凛vs桐皇学園
初日の対戦中最注目のカードが始まろうとしていた
誠凛高校の会場入りと共に響くのは観客からの大歓声だった
?『おおお出てきたぞ!!がんばれよ誠凛ー!!!』
?『ワァァァァァァァ!!!!!』
小金井『ちょっスゴッ!!今までとは声援が全然違うってゆーか....』
降旗『観客席も初日なのにほぼ満席....!?オレらってもしかして人気あったの!?』
思いもしない歓声の大きさと人の多さに驚愕を隠せない二人に呆れた口調で日向が制する
日向『ダァホーそんなわけないだろ!!』
小金井『え!?』
伊月『がんばれの意味も多分ちょっと違うよ』
小金井『え!?』
木吉『残念ながらほとんどの観客のお目当ては相手の方だ』
三人の発言にいまだに理解していない小金井だったが、次の瞬間に意味を理解することになった。それは、対戦相手の入場と共に先程よりも大きな歓声にあった
?『うおー来たぞ!!!今日は何点取るんだー!?』
?『ここ数年で急成長を遂げI・Hでは数ある古豪を押しのけ準優勝...一気に今大会優勝候補に躍り出た、超攻撃型チーム』
新鋭の暴君、桐皇学園!!!!
そして「キセキの世代」天才スコアラー、青峰大輝!
?『時間です、両校整列してください』
火神『.....よう』
青峰『あ?』
ふと話しかけられた青峰は、火神の顔つきが変わっている事に気がついた。
青峰『....ふーん、ちょっとはマシになったみてーだな』
火神『あーまあな』
互いにはうっすらとした笑みを浮かべていた