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白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第20章 ★WC開始★








案の定征十郎は大我にハサミを突き刺そうとしてきた。でも私が前に立ち塞がり、大我の服を掴み右にずらした。そのおかげで彼は無傷。でもその代わり






『っ.....』





黒子『零蘭さん!!』





ものすごい早さでハサミが私の横を通り抜けた。左頬がちょっと痛い。これは切ったわね...征十郎のバカ





テツヤの声と共にそれに気づいた。涼太達も驚きで目を見開いている






でも、何より驚いているのは貴方でしょ?征十郎...






『やめて征十郎...大我を傷つけないで』




赤司『っ....零蘭に免じて今回は許すよ。だが次はない。僕が帰れと言ったら帰れ。この世は勝利がすべてだ...勝者は肯定され敗者は否定される。僕はあらゆる事で負けたことがないしこの先もない』




ジョキジョキ、と自らの前髪を切っていく征十郎





赤司『僕に逆らうやつは、親でも許さない』






火神『っ.....』







赤司『さて、僕は行くよ。今日は挨拶だけだ』




真太郎にハサミを返し再び階段を上っていく征十郎を大輝が引き留める





青峰『待て赤司っ!そんなことのためだけに集めたってのか?』




赤司『いや、ホントは確認するつもりだったけど、その必要はない。全員、あの時の誓いは忘れていないようだからね。ならばいい..次は戦うときに会おう.....












あぁそうだ、暫く会っていなかったからお前とは個人的に話がしたいな。おいで、零蘭...』





私に向かって手を差し伸べる。私は戸惑いながらも彼のもとへ行きその手をとった




周りで心配そうに見つめているテツヤ達に口パクで『大丈夫よ』と言って、征十郎と共にその場を離れた












(赤司の野郎.....)



(零蘭は優しすぎる。昔から変わらんな)



(でも白ちんにケガさせるとか、ちょっと腹立った)



(火神っち!!!慰謝料請求するっす!!!!)



(はぁっ!?....っち、俺がちゃんと避けようとしなかったから.....)





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