白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第20章 ★WC開始★
[白崎零蘭]
清々しい冬晴れの元の東京体育館メインアリーナ
私たちはついにこの地に足を踏み入れることになった。 そう、ここは冬のウィンターカップの会場となる場所
開会式を済ませ改めて集合した私たちだったけれど、リコさんの怒声によって幕を開くこととなった
リコ『なにをやっとんじゃあのバカはー!!』
もう開会式終わっちゃいましたけど!?と青筋を立ててキレるリコさんに私もさすがに呆れて溜息をついた
『あのバカ』とは当然大我のこと。なぜだか彼は時差のこと忘れてたようで…
すると突然私の携帯が鳴り、テツヤと同じタイミングだったのか同時に携帯を開いた
そのメールを見て私は固まってしまった
黒子『すみません、ちょっと外していいですか?』
『私もいいですか?』
リコ『だ・か・ら…すぐフラフラどっか行くなっつってんでしょーが…!』
『いえその…ちょっと呼び出しが』
リコ『呼び出し?』
テツヤと私の言葉にハリセンを握りしめながらニコニコしながら今にも爆発寸前のリコさんに、たじろぎながらも説明する
黒子『赤司君に会ってきます』
リコさんはしぶしぶ頷いた
リコ『わかったわ。午後から試合だからそれまでには絶対戻りなさいよ!』
『『はい』』
私はテツヤと一緒に彼…征十郎が指定した場所へと向かうことになったのだった
リコ『降旗君、一応着いてって....』
降旗『あ、はい!』
途中で追いかけてきた降旗君をいれた三人で
い歩いていくと、見慣れた顔が揃っていた
青峰『なんだテツ、零蘭、お守り付きかよ…』
紫原『峰ちんもさっちんがいるじゃん』
青峰『さつきはカンケーねぇだろがコラ』
黄瀬『つーか緑間っち、なんでハサミとか持ってんスか?』
緑間『ラッキーアイテムに決まっているだろうバカめ』
黄瀬『いや、とりあえず危ないからむき出しで持ち歩くのやめてほしいっす』