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白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第19章 ★風呂と覗きと合宿と★









景虎はまた選手達をファルトレクに行かせていた




リコが調子を尋ねると、リコを見るなり景虎はリコのことをいきなり抱きしめようとしたが、顔面パンチを食らっていた




景虎『どーもこーも…やれることはやるしかあんめーよ。土日はファルトレクで基礎体力強化、平日は学校で個々のスキルアップ。あと半月でどこまで伸びるかはアイツらしだいだ』





リコ『基礎体力はともかく、一カ月足らずで必殺技なんて身につけられるの?」




リコがもっともなことを尋ねた。すると景虎は「一年はさすがに無理だが二年は大丈夫だろ」と言う




景虎『天然ボケ男は自分のスタイルをすでに持ってるし、素質も上等だ。メガネとサラ男もすでに自分なりの答えは出してるようだし、ほぼ正解だったからあとは仕上げだけだ。残りの三人もなんとか形にはなるだろ』





リコ『…黒子くんは…?』





景虎『………悪いがありゃあ…だめだ』




リコ『…え?』



『(景虎さんでも無理だったか…)』




景虎は言葉を探すようにぼりぼりと頭を掻く




景虎『あんなタイプの選手は見たことねぇ。完全に突然変異種だぞありゃあ。情けない話だが何をどう教えればいいかさっぱりわからん』




立花『そんな…』





景虎『だがまあ…アドバイスはしてある』




リコ『アドバイス…?』




景虎『そうだ。あいつがおそらくこの先ブチ当たるであろう壁……についてはもう伝えた。零蘭ちゃんだってその壁くらいは気が付いてんだろ?』




『……はい』




景虎『それをどう乗り越えるかはアイツしだいだよ。…お、そろそろアイツらもケードロ終わって帰ってくる頃だろ』




景虎の言葉に頷いて、零蘭達は選手を出迎える準備に取り掛かった






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