白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第19章 ★風呂と覗きと合宿と★
[No side]
『えぇ....分かったわ。次の会議はそれの話題と新商品の提示、それに新店舗の費用について話し合うと、向こうに伝えておいてくれるかしら?』
朔夜『承知いたしました。ではどうぞごゆっくりとお楽しみください』
『本当にありがとう、朔夜。じゃあね』
ピッと通話を切ると、後ろから腰に抱きつかれる
『こらこら光、びっくりするじゃない』
立花『お姉様ぁ~』
『甘えん坊ね...さぁこっちにおいで。退屈させて悪かったわね』
甘える立花を正面から抱き締めると気持ち良さそうに微笑む。それを見てるだけで零蘭は癒されていく
立花『お仕事、ですか?』
『そうね....そろそろ私自ら会議に出ないと朔夜に申し訳ないわ』
ガラッ
リコ『二人とも、行くわよ!』
『『はぁ~い』』
カポーン
『あ"ぁ~♪』
リコ『どっから出してんのその声』
立花『生き返りますねぇ~』
三人がいるところ、それは露天風呂。霧崎第一との試合を終えた誠凛へのごほうびとリフレッシュと言うことで、零蘭のツテで小さな宿を借りたのだ
リコ『ほんとありがとう零蘭ちゃん。手は大丈夫?』
『えぇ、もう痛くありませんしいつも通り使えます』
リコ『そう、良かった(にしても....胸でかいわねこの子は~!!)』
ギリィと悔しげなリコに分かってない零蘭は首をかしげる
すると隣の男風呂から何やらワイワイ聞こえ、三人で耳を済ましてみると、こちらを覗き見しようという内容だった
突然リコはザバッと湯船から上がるとニッコリ笑みを浮かべて
リコ『ちょっと殺ってくるね♪』
『『いってらっしゃいませ~…』』
数分後、隣から悲鳴と殴打音が聞こえ辺りが静まったのは言うまでもない