白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第3章 ★入学・誠凛高校★
?『そ、そうか///決まってるなら、仕方無いな!』
?『無理矢理ってのも、あれだしな///』
?『な、なら頑張れよ///』
全員赤面である
零蘭はもう一度頭を下げると開けられた道を通り、人だかりから脱出する
『先輩方っ!部活勧誘、頑張ってくださいね♪(ニコッ)』
『『『『は~いっ!!!!!』』』』
すっかりテンションの上がった先輩組は零蘭の去ったあと、また通る新入生に声をかけ始めた
バスケ部ブース
リコ『それで?新入部員はどれだけ入った?』
日向『あ~、まだ三人だな』
伊月『もうちょっと欲しいな....』
リコ『そうね...』
あまり人数の集まらないバスケ部は頭を抱えていた
するとそこに
『あの、すみません...ここってバスケ部ですよね?入部希望なんですが...』
リコ『ホント!?じゃあ、この紙に名前、と、出身、校....』
日向『おいどうしたカントク...』
伊月『二人とも、何、が...』
〔伊月俊〕
俺は夢でも見ているのか...?
新入部員が集まらなくて困ってたときにふと現れた入部希望者
何故かカントクと日向が固まって言葉もおぼつかない
気になってその入部希望者の姿を見てみれば
天使か?
白く長い髪、オレンジの透き通った瞳、細い手足、綺麗な顔立ち、清らかな声、
全部持ってかれたような気にさせられた....
二人が固まったのもよく分かる
こういうのが、絶世の美女ってやつなんだ
すると俺達が固まっているのが気になったのか『あの、先輩方?』と聞いてきた
カントクが我に返って彼女を椅子に座らせ、名前と出身校、志望理由を書かせた