白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第18章 ★因縁の戦い★
ホイッスルが鳴り試合が再開する。インサイドは木吉先輩のみ
にしてもさすがとしか言いようがない、一人でも攻守共にインサイドを支えてるわ
どんなにラフプレーをされても、彼はそれに屈することなくはねのけていた。けれど彼の体には無数のあざが次々と出来ていく
見てるのが辛くなってくる....
他のみんなも困惑の表情を浮かべていた。恐らく本当にこのままでいいのか…そんな想いがあるのね
日向『…いいわけねぇだろ!!ボール寄越せ!!』
コートで日向先輩が大声を出す
でもこれは...
『マズイですね...』
リコ『どういう事?』
『気合いと気負いは違うってことです…』
―ガンッ!
彼の放ったボールが弾かれる音が響いた
伊月『日向、らしくないぞ!!少し落ち着け!!』
日向『わぁーってるよ!!いいからオレに回せ!』
伊月『だったらフリーの時くらい決めろよ!!』
日向『なんだと!?』
コートから二人の言い合いが聞こえた
立花『日向先輩はともかく、あの冷静な伊月先輩まであんなにイライラしてるなんて…』
『…木吉先輩を傷つけられて黙ってられるわけないってことね。このままだと本当にマズいかもしれない…』