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白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第2章 ★逃避行の先の出会い★







〔白崎零蘭〕



ハッと目を開けると外はもう明るく、携帯で位置情報を確認すると、既に日本領空だった



それにしても、夢に皆の声が聞こえるなんて



結局、私は彼らから離れていないのよね



いつも心の奥底で彼等のことを考えていた



これじゃあ、何のためにアメリカに行ったのかしら




自分に嘲笑すると、パソコンを開き朔夜に連絡を入れる







空港



飛行機を降り、荷物を抱えて朔夜と待ち合わせの場所へと向かう



あっ、いたよ朔夜...




『朔夜っ!!』

朔夜『っ!お嬢様!!』



朔夜は私を見つけるなり人前だということも忘れて私を抱きしめる



久しぶりの朔夜の匂いに安心を覚える





『久しぶり、朔夜』

朔夜『お久し振りです...』

『ごめんなさいね、今まで会社のことも、急にアメリカに行くなんて言ったことも』

朔夜『いいえ、あの時の貴女様には心の休息が必要でした...アメリカでさぞ良い思い出を作られたのでしょう?お顔がとても晴れやかでいらっしゃいますよ?』

『うん、向こうで大切な人がたくさんできたの!バスケも思う存分出来たし、良い経験になったわ♪』

朔夜『それはそれは、良かったですね♪さて、車を停めてありますので行きましょうか』



と言って朔夜は私の荷物の大半を持ってくれて、お陰でキャリーケースとリュックだけですんだ



用意してくれたリムジンに乗って久しぶりの東京の景色を眺める



『一ヶ月くらいしか離れてなかったのに、随分懐かしい気がするわ...』

朔夜『左様ですか...お疲れでしょう?今日はお風呂に入ってお休みくださいませ』

『ええ、そうね』






さて、ここからが新しいスタート!







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