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白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第16章 ★悪の花との邂逅★









息を切らしながら走ってくる兄さんの声が聞こえ、そっちを向くと同時に原さんが私の後ろに隠れてきた





原『ゲッ、花宮だ。ちょ、ちょっと隠れさせて妹ちゃん!!』




『妹ちゃん?』





花宮『ハァ...ハァ....おい、原はどこ行きやがった!?』





瀬戸『そこ』





瀬戸さん、貴方って人は....(焦)





原『ちょ!?瀬戸何で言うの!?』





花宮『ほぅ...てめぇ、俺の携帯奪って逃げただけじゃなく零蘭まで呼び出しやかったのか....おいちょっと来い』




兄さんは原さんの首根っこを引っ掴んでそのまま引きずって行ってしまった






原さん....ドンマイ







瀬戸『零ちゃん、ごめんな。原がこんな時間に呼び出したりして』





『いいえ♪最初は兄さんに何かあったんじゃないかって心配して来ましたが、何もないならよかったです♪瀬戸さんや兄さんにも会えましたし』




瀬戸『そっか(笑)』




そう言って頭をワシャワシャ撫でられる




大きくて暖かい....安心できる





彼、瀬戸さんは中学三年の時、兄さんに会いに行った際に何回か会ったことがあった




暫くは少ししか話さなかったけど今となっては零ちゃんなんて呼んでくれたり、兄さんの事話してくれたりとお世話になってる




?『瀬戸』




瀬戸『ん?なんだ古橋』





あ、目が死んでるこの人、古橋さんって言うんだ




古橋『その子、誠凛のマネージャーじゃないのか?』




瀬戸『そうだけど、それがどうした?』





古橋『いや、俺達といて良いものかと』





『あ、お気になさらないでください。ラフプレーのことはもう知っていますが、だからといって貴方たちを余り非難するつもりも避けるつもりもありませんから』





古橋『そうか...古橋康次郎だ』





『白崎零蘭です』





瀬戸『あの強面が山崎弘、ザキな』





山崎『ザキ言うな』





瀬戸『そんで、さっき引っ張ってかれたのが』





原『原一哉だよ~』





原さん、すんごいボロボロになってるんだけど








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