• テキストサイズ

白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~

第16章 ★悪の花との邂逅★







荷物をまとめて会場の廊下を歩いていると






木吉『.....悪い、先行っててくれないか?』





『どうかしたんですか?....!!!』






日向『....分かった』





なにかを察した日向は頭に?を浮かべるチームを連れて歩きだした





木吉『ん?白崎も行かないのか?』





『え、あの、はい....ではお先に....』




零蘭が慌てて去っていくのを見届けた木吉は隣の廊下に目を向けた





木吉『久しぶりだな、花宮』





すると薄暗がりの中、設置されている長椅子に腰掛ける悪の花はゆっくりと彼を見た





花宮『やあ....会えて死ぬほど嬉しいよ』


















『(今の、絶対真兄さんだった.....会いたい、話したい、触れられたい.....でも今行ったら木吉先輩もいるし....)』




悶々と考える零蘭の横では日向が花宮について語っていた










その頃木吉と花宮の間にはただならぬ空気が漂っていた





花宮『そういえばお前のところ、新しいマネージャー入ったみたいだな。確か、白崎零蘭だったか?』





木吉『まさか、白崎に何かするつもりじゃないだろうな?』




花宮『どうだろうな?』






木吉『うちの大事なマネージャーだ。絶対に手を出すな』





花宮『怪我人が騎士気取りか?』





木吉『......』





花宮『お前じゃアイツは守れねぇよ...(ボソッ)』
























『でも皆さん、霧崎第一の前に、まずは秀徳を倒さなくてはいけません』





日向『そうだな...まずはみんな帰ってしっかり休むぞ』





日向先輩の言葉で私達は家に帰ることになった







朔夜『お帰りなさいませ...お嬢様』





『ただいま、朔夜』




いつもと変わらない笑顔で迎えてくれた朔夜にそっと寄りかかる





すると彼は驚きつつも受け止めてくれた





朔夜『お嬢様?お疲れですか....?』





『うん....ちょっと』






朔夜『ならば、お部屋までお運びいたします』




言い終わらないうちに横抱きにされ、部屋への階段を上っていく




/ 290ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp