白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第16章 ★悪の花との邂逅★
[No side]
零蘭達は今まで二度負かされ続けた泉真館と戦うことになった。木吉の加入と夏の特訓での大幅な戦力アップ、そして黒子のパスや火神のジャンプも絶好調。特に何の問題もなく78対61で見事夏に敗れた雪辱を果たすことが出来た
チームがフッと安堵の息をついたその頃、
零蘭は隣のコートに目を向ける
そこでは秀徳高校、そして
『(霧崎第一....でもあれはきっと一軍じゃない。恐らく...)』
ふと観客席のほうを見上げる
そこには零蘭の予想通りに彼は座っていた
『(やっぱり....真兄さん....)』
向こうも零蘭に気づいたのか少しだけ笑みを浮かべた
『(良かった...元気そう。にしても兄さんがあそこで見てるってことは、真太郎のとことの試合は捨てて、私達誠凛の観察...いえ、解剖といったとこね)』
黒子『零蘭さん、行きますよ?』
『ん?はぁ~い♪』
一方....
原『なぁなぁ、花宮~♪』
花宮『あ"?』
原『んな怖い顔しないでよ~。さっきは笑ってたくせに~』
花宮『(んなもん、あいつがいたからに決まってんだろ)ほっとけ。で?なんだよ』
原『いや、秀徳との試合、ほんとに捨てて良かったわけ?』
花宮『何が言いてぇ?』
原『だって、潰したかったんしょ?キセキの世代。誰かさんの為にさ♪』
花宮『......次の誠凛ぶっ倒せば、WCだ。そこでいくらでも潰せる』
原『ふ~ん』
花宮『少し出てくる』
原『あ~い♪』
原『花宮ってば、あ~んな可愛い子の事見つめちゃって.....♪マジちょっかいかけたいわ~♪』
『(ゾワッ....!)』
立花『お姉さま?どうされました?』
『なんか....寒気が....(;´_ゝ`)』
黒子『風邪はひかないでくださいね?僕が失神するんで』
『......気を付けます』