白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第15章 ★WC予選開始★
降旗『泣いても笑ってもあと3試合…ウィンターカップの予選ってあっという間ですね』
帰り道にリーグ表を見ながら降旗くんが言ったのに対し日向先輩が「ダァホ」と嗜めたのだった
『逆…やっと、でしょ?』
私の言葉に「もう忘れたの?」とリコさんも続く
リコ『予選に出れるのは夏の戦いで300以上の学校から勝ち残った上位8校のみ』
『言い換えればウィンターカップ予選はインターハイ予選と同時に始まってたってコト。つまりウィンターカップ予選というのは夏から続く最も長い予選なの』
私とリコさんの言葉に一年生たちの表情が真剣なものに変わる
日向『決勝リーグ初戦の相手は泉真館!!今まで二度も負けた相手だ、必ず勝つぞ!!』
その後、何故かテツヤと大我は別行動で帰って行った。私はみんなの後ろをついていく形になったけれど、頼もしいその後ろ姿に何だか自然と笑みがこぼれた
今吉『見たか?桜井』
桜井『え?な、なにがですか!?』
今吉『んなもん、誠凛のマネージャーや。白髪の方な♪』
桜井『えっと、スゴく綺麗な方でした///あ、すいません!!!僕なんかが』
今吉『謝らんでええっていつも言うとるやないかい。にしてもそうやなぁ、相変わらずの別嬪や♪さっきの試合、笑い返してくれたしな』
桜井『元、帝光中なんですよね?』
今吉『せやで。やからあの子のことは桃井や青峰に聞いた方が手っ取り早いな♪さて、帰るで』
桜井『は、はい!!』
今吉『....あの花宮でさえあんなにメロメロなんや。絶対からかったら楽しいやろうな...それに、普通に興味湧いてきたわ』