白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第14章 ★新たな仲間とストバスでの再会★
強引に連れてこられたのはどこかの体育館。私は陽泉側のベンチにここの監督である雅子ちんこと荒木雅子さんと試合を観戦していた
にしても美人な監督さん....ここに来る道中敦が美人だって言ってたけどここまでとは思ってなかったわ
ふと荒木さんと目が合う
荒木『白崎零蘭だったか?』
『はい、突然来てすみません』
荒木『いや、元は私が呼んだんだ。気にするな』
思ったよりもいい人で安心した
荒木『聞いていいか?』
『どうぞ?』
荒木『白崎煉と杏子を知っているか?』
『はい、両親の名です』
コートに目を向けながら答えると、そうか、と心なしか嬉しそうに呟いた
荒木『よく似てるな....杏子に』
『それ、秀徳の中谷さんにも言われました』
荒木『あぁ、アイツか....そうだな、見た目は杏子、目は煉そのままだ』
そんなにも私は二人にそっくりなのね....お母様の顔はよく覚えてるけど、お父様はいつも帰りが遅かったから余り記憶がない
『この試合、終わったらもう少し教えてくれませんか?』
荒木『分かった...』
二人で笑いあい目の前で繰り広げられてる戦いに集中した
試合は陽泉の圧勝で終わり、選手達がワラワラと戻ってきた
紫原『白ち~ん疲れたぁ...癒して~』
『ほらほら、汗拭いて?試合、とってもカッコ良かったわよ』
氷室『俺はどうだったかな?』
元々色気のある辰也は汗をかいて更に大人っぽくなってドキドキする
『うん、辰也もカッコ良かった♪』
氷室『よかった...』
岡村『なんじゃあの美人は!?』
福井『すんごい可愛いな~。おいケツアゴリラあの子見んなよ』
劉『そうアル、ゴリラに見られたら可哀想アルよ』
岡村『見ただけでこんなに言われるんじゃ!?』