白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第14章 ★新たな仲間とストバスでの再会★
取り合えずジャージを敦に返し、そのまま三人で観光もどきを始めた
紫原『にしても室ちんと白ちんが知り合いとか』
氷室『アツシなんて、昨日別れてから俺達の関係のこと聞き出してきたんだよ』
紫原『まさか、白ちんがアメリカ行ってたなんて知らなかったし、室ちんも俺と一緒だったんだ』
『ごめんなさい、貴方達には言えなくて』
紫原『もういいよ』
そっと手が握られる。大きすぎるその手は変わらず私に安心を与えてくれる。愛しい幼馴染み
紫原『白ちんとまた会えたし、それだけでいいよ』
『うん....』
氷室『俺もだよレイラ。君にまた会えてよかった』
『二人ともありがとう...大好き』
ピリリリリリ
紫原『え~なにこんな時に』
突然敦の携帯に着信が入り、私達に背を向け嫌々ながらもそれに応じる
でもなんだか、かけてきた相手と軽くもめてる
氷室『レイラ』
『ねぇ辰也、誰と電話してるのかな?』
氷室『多分、俺達の監督だと思うな』
『あぁ、なるほど』
氷室『ねぇ、レイラ』
突然腰を引き寄せられギリギリまで顔を近づけられる
『な、なに///?辰也....あと、近いよ///』
氷室『アツシが見ていないうちに、キスしてしまおうか』
『えっ.....んっ.....』
久しぶりの辰也とのキス....でもそれはすぐに離れてしまった
氷室『どうしたんだい?もっとされたかったか?』
『分かってるくせに....バカ///』
紫原『お待たせ~』
氷室『それで誰からだった?』
紫原『うん、雅子ちんからだった。なんか急に練習試合入れたらしいから戻ってこいって』
氷室『なんだ、残念だな』
『そうね....頑張ってね』
紫原『あ、あとさ...白ちんのこと話したら雅子ちんが連れてきて欲しいって言ってたから白ちんも行くよ?』
『ふぇ.....?』