白い小悪魔は誰のもの?~secondseason~
第14章 ★新たな仲間とストバスでの再会★
次の日、予定していた時間が刻々と近づいてくるなか、私は昨日教えてもらった場所へ車を走らせてもらっていた
朔夜『着きました、お嬢様』
『ありがとう。先に帰っていてちょうだい。きっと長くなると思うから』
朔夜『かしこまりました』
走り去っていく車を見送り、例の場所へと向かった
紫原『あ、白ち~ん♪』
目立つわね~、大きい彼が更に手振ってるんだから当たり前か
『敦、おはよ♪』
勢いよく飛び込んだのにものともせずに受けとめてくれる
紫原『おっはよ~。白ちん、スッゴくいい匂いする』
軽々と私を持ち上げ、首もとに顔を埋めて匂いを嗅がれる
『こらこら敦、くすぐったいじゃない』
紫原『くすぐったいってのは、こうでしょ?』
ニヤッと笑ったあと私の横腹をくすぐり始める
『ひゃっ....ちょっとっ...敦..っ///あははっ、やめてっ///』
紫原『え~、どうしよっかな~?』
自然と笑いが込み上げ、それにつられて敦も笑った。なんだか懐かしいわ....昔に戻ったみたい
氷室『こらアツシ、人の目も気にしないとダメだろ?』
『あら辰也...おはよ♪』
氷室『おはよう、レイラ。今日も綺麗だ』
相変わらず辰也はカッコいい。困った風に敦を見つめるその表情も絵になる
『敦、降ろしてちょうだい』
紫原『あ~い』
そっと地面におろされるとすかさず辰也に抱き締められる
紫原『あ、室ちんズル~い』
氷室『アツシだってさっきレイラといい雰囲気だっただろ?』
ズルいのはアツシだよ、といいながら優しく頭を撫でてくる
『ん....会いたかったわ二人とも』
紫原『うん、俺もだよ』
氷室『俺はレイラが帰ってからずっと寂しかったんだよ?』
『分かってるわ。だから、今日は一緒にいましょ?』
そう言うと二人は嬉しそうに頷いてくれた